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2009年6月より甲田英一先生の後任として、伝統ある日本小児放射線学会の理事長を拝命いたしました。小児放射線医学を専門として、放射線科医としてのキャリアのほとんどを小児専門病院で、小児医療に専従して過ごして参りましたので、このような学会の運営に責任ある立場を与えていただいたことは身に余る光栄ではありますが、その重責もひしひしと感じております。
本学会は小児放射線医学に関心を持つ医師が、科の垣根を越えて集まり、会を構成運営し、その発展に寄与して来たことは、言を待ちません。発足当時の大変な時期を過ぎ、順調に発展し、安定、充実の時を迎えていますが、さらに、より高い目標への飛躍の時期でもあるように思います。放射線診断は今やそれなしでは小児医療は成り立たず、放射線治療も小児がんの治療には必要欠くべからざるものとなっています。放射線診断や放射線治療は機器の発展とともに、急速に進歩してきました。とくに、近年の機器の発展にはハード、ソフトともに目を見張るものがありますが、機器の利点ばかりでなく、欠点も踏まえて、どのように小児医療に生かしていくかをしっかり考えていくことが重要です。幸いにも、本学会では治療に携わる小児科、小児外科などの先生が数多くおられ、放射線診断や放射線治療に関する要望、期待をじかに聞く機会が多いことはこれらの課題についての見解を出すのに有利な点であり、他の学会との連携を深めつつ、本学会がそのような問題にしっかりとした見解を出していくことは大切な課題かと考えております。
会員の皆様のご意見、ご提案、ご要望などを拝聴し、学会運営に生かして行くことが重要と考えております。皆様のご協力により、よりよい学会運営を行いたいと思いますので、よろしくお願い致します。 |