第52回日本小児放射線学会学術集会
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会長挨拶

第52回日本小児放射線学会学術集会 「画像を診る」

与田先生  このたび、第52回日本小児放射線学会を開催させていただくことになりました東邦大学の与田です。
 本学会は「放射線」と銘打つものでありますが、種々のモダリティをとりあげ、ありとあらゆる「画像」を題材にしているのが特徴です。今回のテーマは「画像を診る」としました。
 日常診療で、私たち小児科医はまずは患児を診ることから診察をスタートしますが、検査データや画像データの解釈や評価もまさに「見る」ではなく「診る」でなければなりません。ここに集う先生方は「身体を診る」と同等に「画像を診る」ことに情熱を燃やし続けていらっしゃる方々ばかりです。再度基本に立ち返り、舐める様な診察に加え、舐める様に「画像を診る」姿勢に立ち返りたいと思います。それこそが真実に近づく道と確信します。
 今回は、実践的な手法をとり混ぜ、超音波装置やファイバースコピーなどのハンズオンセミナーや 若手医師向けに教育セミナーも多く企画します。例年の特別講演、ランチョンセミナー、 モーニングセミナーと多彩です。
 本学会は放射線科医のみならず小児科医、小児外科医が集う、集学的な要素を持ったユニークな学会です。それぞれの立場からの視点は極めて鋭く、いつも感心させられることが多いと感じています。
今回も皆様にとって多くの収穫があることを願って止みません。
つきましては、本学会が成功裏に完結できますよう何卒御協力頂ければ幸いです。

平成27年8月吉日

第52回日本小児放射線学会学術集会
会長 与田仁志
東邦大学医学部新生児学講座